General Hydroponicsエアロフロー 18 -30 組み立て説明書

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エアロフロー 部品名称

部品の箱に入っているもの

1: ウォーター・パワー 120 2: ポンプ用配管 3: 分岐管 4: 排水バルブ 5: 養液タンク(17ガロン = 64.6リットル) 6: 養液タンクの蓋18個あるいは30個 7: 養液タンク確認穴用の蓋 8: 組み立て支柱の脚 2本 9: 組み立て支柱の脚の先端 2個 10: 組み立て支柱の接続部 2個 11: 組み立て支柱の接続棒 12: ハイドロトン 9リットル 13: GHフローラ

養液タンクの箱に入っているもの

14: 排水・水位調節管 15: 排水・水位調節管用の潤滑油 16: 排水・水位調節管用の蓋 4インチ(10センチ) 17: ネットカップ 3インチ(7.5センチ) 18: ココテック中敷 3インチ 18個あるいは30個 19: 生育容器 長さ122センチか183センチ

組み立て方

手順 1 養液タンクに排水バルブを取り付けます。バルブを挿入するときに、養液タンクの内側から取り付け口を押さえます。

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手順 2 ポンプ用配管をポンプにつなげます。このとき、回転式の連結部を、あとで分岐管につなげられるようにしておきます。

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手順 3 連結管につなげたポンプを養液タンクに入れ、連結管を蓋の穴から出します。

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手順 4 組み立て支柱に接続部と脚の先端をはめます。接続棒を接続部にはめ込みます。

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手順 5 生育容器内のスプレーライン、排水・水位調節管、ネットカップ、ココテック中敷を取り出しておいて、生育容器を支柱と養液タンクの上に載せます。

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手順 6 排水・水位調節管の先端に潤滑油を塗ってから生育容器の排水口に差し込み、養液タンクの蓋の生育容器用の穴の位置に合わせます。生育容器内にたまる水の量は、この排水・水位調節管を上下させて調節します。

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手順 7 残りの生育容器も同じように取り付けたのち、スプレーラインを「スプレーラインの取り付け方」にしたがって生育容器内に取り付けます。

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手順 8 生育容器の水位は排水・水位調節管の高さで調節します。排水・水位調節管の穴には排水・水位調節管用の蓋をしておきます。

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手順 9 生育容器内のスプレーラインを分岐管につないだのち、養液タンクの蓋から出ているポンプ接続管を分岐管につなげます。スプレーラインの接続部内にゴムのパッキンがついていることを確認します。接続は締めすぎないようにしてください。養液タンクの作業用の穴に蓋をします。

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手順 10 ネットカップにココテックを敷き、生育室に入れ、苗が倒れないようにハイドロトンを入れます。ハイドロトンは使用前に水洗いします。苗の植え付けと装置の掃除方法については、以下の栽培マニュアルをご覧下さい。

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栽培マニュアル

注水 水を入れる前に、装置全体で使う水の量を把握しておくことが必要です。生育容器の水を抜く時には養液タンクの水を先に抜いておかなければなりません。生育容器からの水で養液タンクがあふれるのを防ぐためです。養液タンクのそれぞれの印までの水の量を図に示します。養液タンクに水を量って入れ、ポンプを作動させます。排水・水位調節管の高さを希望の水位の位置に調節し、養液タンクと生育容器が適切な水位になるまで水を1ガロン(3.8リットル)ずつ加えていきます。入れた水の量は記録しておき、加える培養液(GHフローラなどを水に溶かした栄養液)の量を計算します。水位が高いときと低いときの装置全体の水の量の計算には、下の表を参考にしてください。 注意:ポンプの吸入口が水につかっていない状態でポンプを作動させてはいけません instruction_AF18-30-14
モデル名 養液タンクの容量 生育容器 水量の合計*
低水位 高水位 低水位 高水位
ガロン(括弧内はリットル)
エアロフロー18 13(49.4) 0.6(2.3) 2.4(9.12) 15(57) 20(76)
エアロフロー 30 13(49.4) 1.0(3.8) 4.0(15.2) 16(60.8) 25(95)

*生育容器と養液タンクの水の合計量

植え付け

植えつける苗あるいは株は、根についている土や有機物をきれいに取り除いたものを用意します。移植には、根が張って元気な株でなければなりません。成長した植物をうまく移植するのは難しいので、苗を植えた方がうまくいきます。移植する前に土やピートモスで育っていたならば、移植直前に株を鉢からそっと出して、できるだけきれいに土を洗い落とします。土からハイドロポニックスへの移植は多少危険をともなうのですが(土には病原生物が含まれている危険があり、それが高栄養のハイドロポニック培養液の中で繁殖するかもしれません)、私たちが試したら、特に料理用ハーブではうまくいったので、どうぞ試してみてください。レインフォレストTMかラピッドルーターTMを使って育てた挿し木苗で栽培を始めれば、そうした問題はありません。

設置場所

早く元気に成長して収穫量を増やすためには、光がよく当たること、適切な気温、換気の良いことが必須です。エアロフロー2の装置は、屋外の庭、日が当たる窓際、ベランダや温室といった、温かくて明るく、換気の良い場所に置いてください。水を入れたり、排水したり、pHの調整をしたりするときに水がこぼれたら困るような場所の近くにはエアロフロー2を置かないで下さい。

栄養補給(培養液)

栽培開始時には、いちばん広く使われ、安心して使えるGHフローラか、成長促進効果の技術革新の賜物であるフローラ・ノバ®のいずれかをお使いください(作物が元気で味が良くなる有機物が加えてあります)。GHフローラやフローラノヴァなどの液肥を水に溶かしたものを、培養液と呼びます。ラベル記載の配合表に従って使用してください。 ・培養液は24℃以下を保って下さい。 ・7-10日ごとに培養液を交換してください。 ・培養液を交換する時には、養液タンクに真水を満たしてください。 ・栽培効率を上げるには、培養液に通気してください。 ・使用する水が全体として200ppm以上の無機塩類を含むか、70ppm以上のカルシウムを含むときは、フローラ・マイクロではなく、硬水用フローラ・マイクロをお使いください。 培養液のpH(酸度あるいはアルカリ度)は、含まれている栄養素の利用効率に影響します。培養液をpH5.5から6.5の範囲に保つために、ジェネラル・ハイドロポニック製のpHテストキットをお使いください。

操作

苗が小さくて、根が十分に張っていなければ、排水・水位調節管は一番高い位置に設定し、苗が入ったネットカップまで栄養に富んだ液が届くようにします。根が伸びて培養液の流れに浸るようになったら、水位調節管を下げて、培養液と生育容器内の酸素量を増やします。停電やポンプの不具合が起きたときに備えて生育容器の水位は1-2インチ(2.5-5センチ)に保ってください。電源は24時間入れたままにするのが最善です。しかし、エアロフロー2をタイマーにつないで節電する利用者が多いのも事実です。その場合、照明がついている時にエアロフローの電源が入り、照明が消えている間は、1-2時間おきに10-15分ポンプが動くようにします。ポンプを動かすことで水がよどむのを防ぎ、根が乾いたり腐ったりするのを防ぎます。

新たに栽培を始める前の準備

養液タンクの液を捨て、生育容器をこすって洗います。生育容器内にあるクリーム色のスプレーラインに空いている噴霧口が詰まっていれば穴を掃除します。スポンジに殺菌液をつけて、すべての部品の表面をぬぐいます。養液タンクとハイドロトンの殺菌には、ジェネラル・ハイドロポニックス製のフローラ・シールドTM(Flora ShieldTM)をご利用いただけます。別の消毒液でもかまいません。すべての部品を水ですすぎます。養液タンクに水を入れ、数時間水を循環させたのち、新しい作物を植える前に水をすべて捨てます。フィルターは頻繁に掃除してください。ポンプの電源を落とし、再利用可能なフィルターを取りはずすだけです。フィルターは湯で洗います。注意:フィルターを濃い漂白剤(塩素剤)で洗ってはいけません。塩素がフィルターと反応して油っぽい物質が生成するかもしれません。

こんな時にはどうしたらよいか

ハイドロトンの表面に塩類が白く結晶したら 1.濃度がうすい培養液を使うか、ただの水を養液タンクに満たしてみます。 2.ときどき装置の培養液を抜き、ただの水を満たして一晩ポンプを作動させます。一晩水で洗ったら、養液タンクを空にしてから新しい培養液で満たします。

苗の生育がおもわしくなく、「硬い」水が原因として疑われるとき 1.フローラ・マイクロの替わりに硬水用フローラ・マイクロを使います。 2.蒸留水か純粋を使います。1週間以内に苗はみるみる元気になり成長が回復します。 3.雨水を集めておいて使います。

ベージュのスプレーラインから培養液が出なくなったら 1.ポンプの電源が入っていて、養液タンクに培養液が入っていることを確認してください。 2.ベージュのスプレーラインの噴出口が詰まっていないか確認してください。ポンプのフィルターをきれいに保ち、培養液が結晶したり固まったりするのを最小限にするために、ジェネラル・ハイドロポニック製のフローラ・クリーンTM(FloraKleenTM)をお使いください。

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