General Hydroponicsエコ・グロワー 組み立て説明書

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エコ・グロワーの概要

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装置の組み立て方

手順 1 箱から部品を取り出します。部品が全部そろっているか確認します。

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エコ・グロワーのセットには以下のものが含まれています。 養液タンク (排水・水位調節管つき) *一杯に満たすと 17 ガロン(64.6 リットル) 養液タンクの蓋(六角形) クモ型給水塔 クモ足管の拡張器具 エアーチューブがついたエアーポンフ ゚ 6 インチ(15 センチ)はめ込み式枠蓋 中央円盤 GH フローラ (約 450 グラム入りフローラ・マイクロ、フローラ・グロ、フローラ・ブルーム) ハイドロトン 2 リットル 4 袋 6 インチ網製の鉢(プラスチックの生育容器) 6個 ココテック TM 6 インチライナー(中敷き) 6個 ココテック TM 6 インチキャップ蓋 6個 取り扱い説明書と栽培マニュアル

手順2 六角形の蓋を養液タンクにはめます。 蓋の6ヵ所の枠にはめ込み式の枠蓋を取りつけます。

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手順3 枠蓋の6つの穴それぞれに6インチ網製の鉢をはめます。 そのあと、ココテック6インチ(15センチ)中敷きを鉢に入れます。

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手順4 セットに入っているハイドロトンを水で洗います。 それを鉢に入れますが、鉢の上部にある給水管を通す穴より上まで入れないように気を付けてください。

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手順5 クモ型給水塔を止めているジップタイを下へずらせてはずします。 クモ型給水塔の給水管は「形状記憶」しているので、組立てが終われば適切な角度に開きます。 クモ型給水塔に中央円盤をはめて、一番上まで移動させます。

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手順6 クモ型給水塔を円盤をつけたまま六角形の蓋の中へ入れていきます。 6本の給水管を、6インチ(15センチ)の網製鉢の穴に通します。

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手順7 透明なエアーチューブを取りつけます。 片方の端を給水塔の径1/4インチ(0.8センチ)の接続口につなぎます。 もう片方の端をエアーポンプにつなぎます。

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手順8 苗や挿し木を丁寧に生育容器に植えます。 光を遮断して藻類の繁殖を防ぐためにココテック6インチキャップ(別売)で鉢に蓋をして根元を覆ってもいいです。

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手順9 養液タンク内の作業のために、生育容器を1つ取り外し、8角形の容器に培養液を13ガロン(40.4リットル)入れます。青い排水管に記されている線まで満たして下さい。液の調合は、以下のページにある「培養液」の項目をご覧ください。

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次の栽培を始める前の洗浄 栽培容器全体の液を捨て、養液タンクをこすって洗います。スポンジに漂白剤をつけて、すべての部品の表面をぬぐいます。漂白剤が残らないように丁寧にすすぎます。漂白剤を完全に洗い落とすために、養液タンクにもう一度水を満たしてポンプを数時間作動させ、新たに作物を植える前に水をもう一度抜きます。

ハイドロトン これまでわが社では、植物栽培のためのハイドロトンについての研究を長年にわたって行ない、好成績をおさめてきました。新しいハイドロトンを使用するときには、輸送する際に砕けた細かい粒子を取り除くために、水で洗うことをおすすめします。栽培が終わったら、次の栽培の前にハイドロトンをよく洗い、有機物のくずを取り除きます。使用済みのハイドロトンを大きな器に入れて煮沸すればきれいになります。この方法ならば殺菌もできるし、吸着していた栄養素類を水に溶かして洗い流すことができます。 注意!:ハイドロトンを漂白剤(塩素剤)で洗ってはいけません。

培養液の作り方 作物の生長には栄養素は無くてはならないものです。作物に必要な栄養をすべて与えるのですから、最良のものを与えてやってください。ジェネラルハイドロポニクスTMは、各種の植物栄養剤を用意しています。GHフローラ・シリーズの3種類の液肥(フローラ・グロFloraGroTM、フローラ・ブルームFloraBloomTM、フローラ・ミクロFloraMicroTM)ならば、とてもうまくいきます。 1.養液タンクを新しい水で満たします。きれいな水が手に入らないようならば(可溶性物質の総量が200 ppmを超えるようならば)、蒸留水(逆浸透水あるいは雨水)を使用することをお勧めします。ジェネラルハイドロポニクスでは、新たに硬水用フローラ・ミクロHardwater FloraMicroTMも用意しています。 2.GHフローラを、それぞれの容器のラベルに表示されている濃度にうすめます。水にまずフローラ・ミクロを入れてかき混ぜ、フローラ・ブルームとフローラ・グロを加えます。液肥同士をあらかじめ混ぜてはいけません。混ぜ合わせると、栄養素の状態が変化するかもしれません。 3.pHを5.0から7.0のあいだに調整します(詳しくはジェネラルハイドロポニクス製のpH調整キットの説明書をご覧ください)。

その他注意点 培養液は、濃度(電気伝導度)の調整も、配合割合(窒素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、イオウ、微量元素の割合)の調整もできます。調整するには、フローラグロ、フローラブルーム、フローラミクロをさまざまな割合で水に溶かします。 ・ 植物体の生長促進には、フローラグロとフローラブルームの割合を多くします。 ・ 花芽を生長促進させるときにはフローラグロの割合を減らし、フローラブルームを増やします。 ・ 結実を促進させるには、フローラグロとフローラブルームとフローラミクロを同量ずつ使います。 ・ カルシウムや鉄分を増やすには(菜っ葉などの青物の栽培)、フローラミクロを少し多めに使います。 ・ 3対2対1で配合する利用者が多いようです。植物全体の生長を促進するには、フローラグロ(水3.8リットルあたり小さじ1杯)3、フローラミクロ2、フローラブルーム1にします。花芽促進にはフローラグロ1、フローラミクロ2、フローラブルーム3にします。結実には、フローラグロ2、フローラミクロ2、フローラブルーム2にします。ここに示したのは割合です。濃度ではありません。栽培を始めるときの目安と考えてください。電気伝導率計を使って培養液の濃度を測ってください。

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Q&A よくある質問

1.培養液はどれくらいの頻度で加えるのですか?「継ぎ足し」とは何ですか? 養液タンクから液を抜いたときには培養液を加えてください。「継ぎ足し」とは、水だけを養液タンクに加えることです。猛暑の時には、苗は水だけを多量に蒸散させるため、培養液の塩類は吸収されません。このため養液タンク内では栄養素類の濃度が急激に上がり、苗には有毒なレベルに達します。蒸散量が極端に多いときには、水だけを継ぎ足して栄養素類の濃度を下げてください。

2.水はどれくらいの頻度で替えるのですか? 苗の生長具合(生長段階や生長速度)によって変わってきます。幼い苗の場合は、3週間ごとで十分です。苗が十分生長したら、2週間ごとに液を全部交換します。もっと頻繁に交換すれば、生長はさらに良くなります。培養液を追加するのは、液の導電率(あるいはppm)が下がったときだけにしてください。通常は、導電率(栄養素の量)が800から1,200 ppm(百万分の1)の範囲になるようにします。

3.ppm測定器か導電率計を購入する必要があるでしょうか? はい。培養液の濃度を測定するのに導電率計は必須です。さまざまな植物種に適した導電率を知っていれば、苗を育てるときに、その作物に応じた培養液濃度に調整することができます。

5.電源は少し切っても大丈夫ですか? 多くのユーザーは24時間入れたままにしています。しかし電気代の節約のためだったり、装置の稼働音を減らしたい場合は、タイマーなどを使って15分おきにオンオフをするとよいでしょう。

6.培養液の最適水温はどれくらいですか? 適温は18℃から24℃です。

部品や器具の注文先 ネットカップ、GHフローラ、ハイドロトン、エコグロワーの部品を注文するには、ジェネラルハイドロポニクスの代理店か本社に製品リストを請求してください。

よくある不具合

ハイドロトンの表面に塩類が白く結晶したら? 1.濃度がうすい培養液を使うか、ただの水を加えてみます。 2.ときどき装置の培養液を抜き、水を満たしてフローラ・クリーンを加え、一晩ポンプを作動させます。一晩水で洗ったら、養液タンクを空にしてから新しい培養液で満たします。

苗の生育がおもわしくなく、「硬い」水が原因として疑われるときは? 1.培養液の濃度を下げます(1000ppm) 2.フローラ・マイクロの替わりに硬水用フローラ・マイクロを使います。 3.蒸留水か純粋で試してみてください。1週間以内に苗はみるみる元気になり生長が回復します。 4.雨水を集めておいてエコ・グロワーで使います

給水リングから培養液が出なくなったら? 1.ポンプの電源が入っていて、養液タンクに培養液が入っていることを確認してください。 2.空気を送る管を接続からはずして、管から空気が出ているか確認します(管の端を水につけて泡が出るかどうかを見る)。空気が来ていなければ、ポンプが故障しているか、空気を送る管の接続がはずれているか、管が詰まっているかということになります。管の両端を2,3センチほど切り取って、密着させて接続しなおしてみてください。 3.空気接続口に息を吹き込んでみて、詰まっていないか調べます。ポンプのピストン部分を湯で洗います。これで解決するような詰まりならば、原因は硬水か、培養液の濃度が高すぎることが考えられます。 4.給水リングの噴出口が詰まっていないか調べます。クモ型の給水管をクモ足管の拡張器具で広げてください。

ご意見をお待ちしています エコ・グロワー水耕栽培装置をご利用いただき、ありがとうございます。ご満足いただけたかどうかなどのご意見は、これからの製品開発におおいに参考になります。改良点や提案など、どのようなささいなことでも構いませんので、ぜひお知らせください。もしメーリングリストへの登録をご希望でしたら(新製品情報をお知らせします)、お名前と住所をお知らせください。

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