General Hydroponicsユーロ・グロワー 組み立て説明書

instruction_EuroGrower-1 instruction_EuroGrower-2

ユーロ・グロワー  部品名称

梱包1 1)バトーバケット 8個 2)L字型排水管 8個      3)養液タンク40ガロン(152リットル) 1個 4)養液タンクの蓋 1個     5)養液タンクの蓋の支柱 1本 6)水中ポンプ マグ・ドライブ#3 1個 7)排水バルブ 1個 8)GHフローラ(3本) 9)pH検査薬 10)24時間タイマー 11)給水管 12)排水誘導管 2本 13)給水リング 8個 14)ポンプ接続管 1本 15)排水誘導管の留め具 6個

梱包2 16)ココテック固形土 4袋 (ココナッツ樹皮) 17)ハイドロトン 50ポンド (約23キログラム)

組み立て方

手順 1 養液タンクを栽培を行なう水平な場所に置きます。養液タンクの接続口に排水バルブをねじ込みます(ゴムの内側にシリコン・グリースを塗ると容易になります)。

instruction_EuroGrower-3

手順 2 排水レール留め具を、養液タンクの蓋の穴に差し込みます。

>instruction_EuroGrower-4

手順 3 蓋の支柱を養液タンクの中央に設置します。支柱のV字の切れ込みが養液タンクの底の梁をまたぐように置き、養液タンクの蓋を養液タンクの上に置きます。支柱の位置を調整して蓋が傾かないようにします。

>instruction_EuroGrower-5

手順 4 2本の排水誘導管を、蓋に空いている排水誘導管用の穴にはめて設置します。

instruction_EuroGrower-6

手順 5 マグドライブ#2ポンプにフィルターをのせ、ポンプ接続管をつなげます。

instruction_EuroGrower-7

手順 6 マグドライブ#2ポンプを、養液タンクの蓋の作業用の穴から養液タンクの中へ入れます。ポンプ接続管と電源コードは作業用の穴の横に空いている小さな穴を通します。

instruction_EuroGrower-8

手順 7 養液タンクの蓋の2本の排水誘導管の間に給水管を置き、ポンプ接続管とつなぎます。養液タンクの作業用の穴に作業穴の蓋をします。

instruction_EuroGrower-9

手順 8 L字型排水管を二つつないで、排水接続管を作ります。接続管の大きい方の口をバトーバケットの底のプラスチック出っ張りに差し込みます。このとき、接続管の小さいほうの口はバトーバケットの縁の高い位置にある穴に入ります。

instruction_EuroGrower-10

手順 9 バトーバケットを養液タンクの蓋の上に置き、容器の排水管が、排水誘導管の穴に入るようにします。

instruction_EuroGrower-11

手順 10 給水管がバトーバケットの中に入るようにし、給水管押さえ具で留めます。給水管は、留め具の2番目のすき間にいちばんうまく留まります。

instruction_EuroGrower-12

手順 11 ハイドロトンを水でよく洗い、バトーバケットの排水接続管の位置まで入れます。同量のハイドロトンを根を覆うために脇にとっておき、残りのハイドロトンをココテックの固形土と混ぜます。

instruction_EuroGrower-13

手順 12 ココテックの固形土をバケツに1個入れ、真水を1ガロン(3.8リットル)加えて固まりを崩します。固形土が崩れて水を全部吸ったら、土のようになった培地をバトーバケットに移します。固形土1つ分ずつ、それぞれのバトーバケットに入れていきます。バトーバケットに移す時にハイドロトンを少し混ぜますが、最後に表面に敷くハイドロトンは残しておきます。表面にハイドロトンを薄く敷くことで、藻類が繁殖しにくくなります。

instruction_EuroGrower-14

手順 13 給水管留め具を培地に差し込み、給水管をバトーバケットの中央へ向けます。

instruction_EuroGrower-15

手順 14 マグドライブ#2ポンプの電源をグラスリン・タイマーにつなぎます。装置にいつ給水するか、どれくらいの時間給水するかをタイマーで設定してください。タイマーのつまみを押し込むと15分ずつ時間が進みます。作物に水をやりたい時間になるまで押してください。タイマーのダイヤルを回して現在時間を設定して、電源コードをアース処理や漏電対策がしてあるコンセントに差してください。

instruction_EuroGrower-16

栽培マニュアル

注水 養液タンクに栄養溶液を入れる際には、まず水の量を把握しておいて培養液を作っておいてから養液タンクの適切な位置まで注ぎいれるのがよいでしょう。養液タンクをいっぱいにすると、およそ38ガロン(144リットル)入ります。必要に応じて少量をつくることもできます。一番下の印ならば12ガロン(45.6リットル)、次の印は28ガロン(106.4リットル)です。水位は少ないときでもいちばん下の印を下回らないようにし、ポンプが空回りすることがないようにしてください。

instruction_EuroGrower-17

植え付け 移植する苗あるいは株は、根についている土や有機物をきれいに取り除いたものを用意します。ユーロ・グロワーに移植する苗は、根が張って元気な株でなければなりません。成長した植物をうまく移植するのは難しいので、苗にしたほうがうまくいきます。移植する前に土やピートモスで育っていたならば、移植直前に株を鉢からそっと出して、できるだけきれいにやさしく土を洗い落とします。土から水耕栽培への移植は多少難しいのですが(土には病原生物が含まれている危険があり、それが水耕栽培用の高培養液の中で繁殖するかもしれません)、私たちが試したらうまくいったので、どうぞ試してみてください。当社のレインフォレスト装置で育てた挿し木苗で栽培を始めれば、そうした問題は少なくなります。

instruction_EuroGrower-18

設置場所 早く元気に成長して収穫量を増やすためには、光がよく当たること、適切な気温、換気の良いことが必須です。ユーロ・グロワーの装置は、屋外の庭、日が当たる窓際、ベランダや温室といった、温かくて明るく、換気の良い場所に置いてください。水を入れたり、排水したり、pHの調整をしたりするときに水が垂れたら困るような場所の近くにはユーロ・グロワーを置かないで下さい。

ユーロ・グロワーで小さな苗をいくつも育てるならば、それぞれのバトーバケットに等間隔で植えてください。バトーバケットで大きな苗を一つだけ育てることもできます。根が完全に見えなくなるように、根元周辺にハイドロトンとココテック栽培土を混ぜたものを敷き詰めます。

instruction_EuroGrower-19

操作 植物の種類や成長段階に応じて、それぞれのバトーバケットに十分な水分を行き渡らせるために、タイマーで給水時間を制御する必要があります。通常は、明るい時間に給水する頻度を増やし、暗くなったら減らします。培養液の濃度は、薄い濃度から通常の濃度の培養液を使用し、濃い培養液は使わないようにしてください。作物が培養液を消費すると、養液タンクの水位が低下します。成長段階や必要に応じて、半分の濃度の培養液か、ただの水を元の位置まで加えてください(養液タンクが満たされている方がポンプの給水効率が良くなります)。水や培養液は1-2週間に一度交換する必要があります。育てている植物の大きさや成長の具合によって頻度が変わります(大きな植物の方が頻繁)。青い排水管を90度回転させて地面に流れ出るようにしたり、屋内の場合にはホースをつないで排水します。

新たに栽培を始める前の準備 収穫が終わって次の栽培をユーロ・グロワーで始める前に、装置を分解してすべての部品を湯で洗います。ハイドロトンは、熱いお湯で洗ってから、一晩水につけます。ときどき給水管を分解して、ポンプ(マグ・ドライブ#2)も湯で洗うのがよいでしょう。

よくある不具合 ハイドロトンの表面に塩類が白く結晶したら? 1.濃度がうすい培養液を使うか、ただの水を加えてみます。 2.ときどき装置の培養液を抜き、ただの水を満たして一晩ポンプを作動させます。一晩水で洗ったら、養液タンクを空にしてから新しい培養液で満たします。

苗の生育がおもわしくなく、「硬い」水が原因として疑われるときは? 1.フローラ・マイクロの替わりに硬水用フローラ・マイクロを使います。 2.蒸留水か純粋を使います。1週間以内に苗はみるみる元気になり成長が回復します。

給水リングから培養液が出なくなったら? 1.ポンプの電源が入っていて、養液タンクに培養液が入っていることを確認してください。 2.ポンプとフィルターを清潔に保ち、栄養塩が固まったり結晶したりするのを防ぐためにジェネラル・ハイドロポニックス製のフローラ・クリーンTMをお使いください。

ブログに戻る