ウォーター・ファーム8パック 部品
1) コントローラー 2) メイン養液タンク 3) 栽培容器 8個 4) 栽培容器用の養液タンク 8個 5) ドリップリング 8個 6) 水流発生管用の支持筒8本 7) 水流発生管8本 8) エアーチューブ 9本 9) フロートバルブ 10)排水チューブ 11) 部品セット 径1/2インチ(内径13mm用)L字コネクタ 4個 径1/2インチ(内径13mm用)ストレートコネクタ 15個 排水チューブ用の留め具 1個 12) 循環キット 13) 小型エアーポンプ 14) デュアルダイアフラム・エアーポンプ 15) ブルーチューブ 径1/2インチ(内径13mm用)×9インチ(22.5センチ) 16) GHフローラシリーズ
組み立て方
手順1 フロートバルブを分解し、ネジ部分にワッシャーをつけてコントローラーの穴に内側から差し込みます(中段写真)。 |
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コントローラーの外側からナットを取り付けます(下段写真左)。露出しているねじ山に目張り剤を塗り、チューブコネクターをねじ込みます(下段写真右)。 |
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手順2 コントローラーの持ち手に空いている小さな穴に排水チューブ用の留め具を差し込み、排水チューブはその底の部分にあるハトメのついた接続口に差し込みます(*石鹸水等を塗ると差し込みやすくなります)。通常は、排水チューブを上方へ向けて留め具にはめ込んでおきます。排水チューブをねじって横向きにすると、装置から水を抜くことができます。 |
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手順3 隣の面にもう一つの接続口がありますので、内径13mm用L字コネクタをはめ込みます。内側から循環キットをL字コネクタに取り付けます。循環キットから延びる細い管をコントローラー上部から外側へと通します。細い管の先にはエアーチューブにつなぎ、端に小型エアーポンプを取り付けます。 |
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手順4 コントローラーに蓋をし、蓋の開閉がしやすいように縁の部分を取り除きます(写真左)。メイン養液タンクをコントローラーの上に置き、これも蓋の縁を取り除きます。 |
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内径13mm用ストレートコネクタをメイン養液タンクの底の接続口にはめ込み、養液タンクとコントローラーをブルーチューブでつなぎます。ホースが短すぎたりねじれたりしないように、あらかじめ長さを測ってからホースを切ってください。 |
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手順5 8個の栽培モジュールのうち、6個については、養液タンクの底に空いた接続口2つにストレートコネクターをはめ込みます。残りの2個の栽培容器は片側にはストレートコネクタを、もう片側にはL字コネクタをはめ込みます。 |
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手順6 養液タンクの上に栽培容器を装着して、栽培容器の底の大きい穴に水流発生管用の支持筒を差し込みます。 |
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手順7 ドリップリングをそれぞれの水流発生管につなぎます。ドリップリングに空いた小さい穴が下向きになっていることを確認してください。水流発生管を、先ほど差し込んだ支持筒に挿入します。 |
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手順8 栽培容器の配置を決めます。二列に並べるか、他に都合の良い配置にします。容器の間隔を測って、ブルーチューブを切り取って栽培容器の養液タンクどうしをつなげます。 |
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手順9 デュアルダイアフラム・エアーポンプにエアー分岐管(デュアルダイアフラム・エアーポンプに同梱されています)をつなぎ、エアー用のミニT字コネクタを使って各モジュールの水流発生管の通気管(写真右)まで配管します。 |
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手順10 ドリップリングを邪魔にならないようによけておいて栽培容器に培地を入れます。ハイドロトンは扱いが簡単で、何度でも使えるのでおすすめです。湿りすぎることもなく、作物の根にちょうど良い量の水を保持することも利点です。 |
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*上の図は標準的な配管例です。循環キットに接続された養液タンクから培養液が吸引され、コントローラー内で撹拌されます。その後、培養液は栽培容器へと送られていくわけですが、この流れは植物が培養液を吸い上げ、養液タンクの水位が変化することによっておこります。およそ4時間かけて装置全体の液が一巡し、どの養液タンクでも培養液の状態が同じように保たれます。 |
栽培マニュアル
注水 装置に培養液を入れる際には、まず、水の量を量ってGHフローラを配合した培養液を作っておき、養液タンクが適切な水位になるまでコントローラーに注ぎ入れます。コントローラーと8個の栽培容器には、およそ17ガロン(約65リットル)の培養液が入ります。*フロートバルブは、腕の部分を曲げていちばん高い位置に来るようにしておくとスイッチが切れます。次に、メイン養液タンクをコントローラーの上に置いて、さらに12ガロン(約45リットル)の培養液を加えれば、小さな作物ならば1-2週間は培養液がなくなることはありません。大きな植物ならば、数日から1週間で液がなくなります。 |
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植え付け 植えつける苗あるいは株は、根についている土や有機物をきれいに取り除いたものを用意します。ウォーター・ファーム8パックに移植するのは、根が張って元気な株でなければなりません。生長した植物をうまく移植するのは難しいので、苗にしたほうがうまくいきます。移植する前に土やピートモスで育っていたならば、移植直前に株を鉢からそっと出して、できるだけきれいにやさしく土を洗い落とします。土からハイドロポニックスへの移植は多少難しいのですが(土には病原生物が含まれている危険があり、それが高栄養のハイドロポニック培養液の中で繁殖するかもしれません)、私たちが試したらうまくいったので、どうぞ試してみてください。当社のレインフォレスト装置で育てた挿し木苗で栽培を始めれば、そうした問題は少なくなります。 |
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設置場所 早く元気に生長して収穫量を増やすためには、光がよく当たること、適切な気温、換気の良いことが必須です。ウォーター・ファーム8パックは、屋外の庭、日が当たる窓際、ベランダや温室といった、温かくて明るく、換気の良い場所に置いてください。水を入れたり、排水したり、pHの調整をしたりするときに水が垂れたら困るような場所の近くにはウォーター・ファーム8パックを置かないで下さい。 |
ウォーター・ファーム8パックで小さな苗をいくつも育てるならば、ドリップリングのすぐ外側の、水が滴る穴の近くに苗を植えてください。大きな苗を一つだけ植えるならば、ドリップリングの中央に植えてください。根が完全に見えなくなるように、根元周辺にハイドロトンを敷き詰めます。 |
操作
湿気を好む植物ならば、エアーポンプは常に作動させてください。それほど湿っていない土壌を好む植物は、日中は30分ポンプが作動して1時間停止し、夜間はポンプを作動させない状態にすると(簡単なタイマーを用意すればポンプの電源を自動的に切り替えられます)、よく育ちます。培養液の濃度は、薄い濃度から通常の濃度の培養液を使用し、濃い培養液は使わないようにしてください。作物が培養液を消費すると、養液タンクの水位が低下します。水位が減ってきたら半分の濃度の培養液か、ただの水を元の位置まで加えてください(養液タンクが満たされている方がポンプの給水効率が良くなります)。水や培養液は1-2週間に一度交換する必要があります。育てている植物の大きさや生長の具合によって頻度が変わります(大きな植物の方が頻繁)。排水チューブを90度回転させて地面に(屋内の場合はバケツに)流れ出るようにするか、屋内ならばバケツで受けるだけで培養液を抜くことができます。
新たに栽培を始める前の準備
収穫が終わって次の栽培を始める前に、装置を分解してすべての部品をお湯で洗います。ハイドロトンは、熱湯で洗ってから、一晩水につけます。ドリップリングとポンプに接続されている管も、ときどきお湯で洗うのがよいでしょう。
よくある不具合
ハイドロトンの表面に培養液が白く結晶したら? 1.濃度がうすい培養液を使うか、ただの水を加えてみます。 2.ときどき装置の培養液を抜き、ただの水を満たして一晩ポンプを作動させます。一晩水で洗ったら、養液タンクを空にしてから新しい培養液で満たします。
苗の生育がおもわしくなく、「硬い」水が原因として疑われるときは? 1.蒸留水か純水を使います。1週間以内に苗はみるみる元気になり生長が回復します。 2.雨水を集めておいて使います
ドリップリングから培養液が出なくなったら? 1.ポンプの電源が入っているかどうか、養液タンクに培養液が入っているかどうかを確認してください。 2.エアーチューブを接続からはずして、管から空気が出ているか確認します(管の端を水につけて泡が出るかどうかを見る)。空気が来ていなければ、ポンプが故障しているか、エアーチューブのどこかの接続がはずれているか、チューブが詰まっているということになります。管の両端を2,3センチほど切り取って、しっかり接続するようにしてみてください。 3.ポンプの接続口に息を吹き込んでみて、詰まっていないか調べます。ポンプのピストン部分を湯で洗います。これで解決するような詰まりならば、原因は硬水か、培養液の濃度が高すぎることが考えられます。 4.ドリップリングの噴出口が詰まっていないか調べます。掃除するには、Drip ringのT字部分を引っ張ってはずし、ドリップリングとT字部分を湯で洗い、穴を爪楊枝で洗います。